ブラウザ版のレビュー&感じたこと
やっとブラウザ版ベータテスター当選したよー
— にゃ (@nya_dq10) 2019年12月13日
3回目の抽選でようやくブラウザ版ベータテスターに当選したにゃです。
当たったからにはガッツリプレイしてやろうと考えていたのですが……
このあとグダグダとレビューを書いていきますが、結論を先に書いておくと、
Switch持ち歩けばよくね?
という感じでした。
ブラウザ版発表当時の所感はこちら
様々な問題点
ボクが感じた問題点をあげていきます。
解像度の壁
まずはボクのスマホで起動してスクショを撮ってみたのでご覧ください。
どうです? 何か違和感を感じるでしょう?
そう。上下が表示されていません。
ボクのスマホはGoogle Pixel 4で縦横比は19:9です。ブラウザ版は高解像度設定で16:9、低解像度設定で4:3の縦横比。低解像度モードでも上下が見切れてしまうので横幅いっぱいを16にしちゃっているようです。ちなみにXperia 1だと21:9なのでPixel 4よりもひどいことになると思います。
Androidアプリを開発したことのある人はわかると思いますが、解像度のテストはエミュレータで簡単に確認できます。この時点で(少なくともAndroidは)十分にテストされていないのだなぁ、ということがわかります。
「そんぐらいがまんできるやろ!」と思われるかもしれませんが、画面下部にもボタンがあるので機能不全です。
操作性
キャラの移動はタッチしてスライドでできます。若干の慣れは必要ですが、まぁそれは許容範囲。問題はスライドした指がバーチャルボタンなどに触れてしまうとそれが反応すること。画面の小さいスマホなどでは意図せずボタンが発動してしまいます。
また、「移動しながらコマンドを選択し決定ボタンを押す。敵を視界に入れながら、必要ならばジャンプをする。」などと複雑な操作になった場合、複数の指を使わなければならないため、手が画面を覆いがちになります。
コントローラも一応使えるそうですが、現時点ではキーアサインを変更することができないようで、ちょっとつらいかもしれません。
キーボードだけで操作できる人であればワンチャンありという感じでしょうか。
回線速度の問題
ブラウザ版を遊ぶためには十分高速なインターネット回線が必要となります。
具体的にどのぐらい必要なのか? Impress の Game Watch のプレイレポートに実測値がありました。
Chromeだけ高い値を示していますが、おおよそ1Mbps〜4Mbpsといったところでしょうか?
余裕やん?と思われるかもしれませんが、夜の集合住宅など思っている以上に速度が出ない場合もあります。
お昼休みにスマホで日課でも…と考えているのならば、出先のWifi確保は必須です。携帯の回線でなんて間違ってもやるべきではありません。
遅延の問題
体感できる程度には発生します。特にSEを有効にした際の違和感がハンパない。せいぜい0.5秒とかその程度のものなんでしょうが、「(ポチ)……ピッ」って感じでした。
総評
ベータテスト参加者のツイートやブログ記事などを見てみると、「日課程度なら十分」と評している人が多いかと思います。これ、逆に言ってしまうと「日課ぐらいしかムリ」ってことなんですよね。ボクもそう思います。
外出先で十分に高速なWifi回線を確保するのもちょっとムズカシイ。
で、普段の月額料金1000円にプラスして1650円/30daysを日課をするためだけに払う気になるかというと。。
他のハードでやっている人は追加料金なしで遊べる、ぐらいにしてやっと選択の余地がでるかな、と思うのですがどうでしょう?
宗教上の理由がなければ、Switch+スマホのテザリングでプレイしたほうがよいのではないかと思います。
ブラウザ版を唯一有効に使える人
と、ここまでわりと否定的な感じで書いてきましたが、一応ブラウザ版を最大限に活用できる層がいます。それは、
ストーリーだけやりたい人
です。ストーリーだけであれば十分サポで攻略できますし、大型アップデートごとのストーリー消化にかかる時間はのんびりやっても6時間(メジャーアップデートならもうちょいかかるかも)、週末に合わせて3日間利用券(385円)を購入すれば十分クリアできるレベルです。メジャーアップデート時にパッケージを買う必要もありません。
実際、ストーリーしかやってない人は少なくないでしょうし、思い切って月額課金を止めれば3ヶ月で2615円(+パッケ代)ほどオトクです。
まぁ、ブラウザ版を出すことにより、間口を広げたいとか既存プレイヤーから小銭を集金したいというのが運営の思惑なんでしょうが、それもなかなか難しそうな印象でした。なんとかよい方向に向いてくれればねぇ。
以上です。では!